第407モーニングセミナー
日 時 平成25年12月4日水曜日 午前6:30~7:30
会 場 東京第一ホテル松山 11階スカイブリリアン
栞 第11条「物はこれを生かす人に集まる」
テーマ 「手話を通して見えてきたこと」
講 師 愛媛県手話通訳問題研究会
会長 森川 美惠子 氏
参加社 30社35名(内25社30名松山北会員)
今回は愛媛県第1号で手話通訳士試験に合格された森川さんに講和いただきました。
現在、松山市の人口が51万人に対して聞こえない障がいを持たれている方が1200人程度おり、その内300名程度の方が手話をされている現状を紹介されました。森川さんとの手話との出会いは、38年前に働いていた喫茶店で遭遇しました。手話を見た感想は、どうして手で話ができるのかと思ったそうです。その後、手話サークルに通い始め、縁があって聞こえない人々だけの会社に就職したそうです。手話で自己紹介ができるレベルだったため、1人だけ会話に入れず疎外感がありました。でも、1歩会社を出てば、聞こえない方々が疎外感を感じていると思ったそうです。森川さんは、実際に自分で体験したことから、相手の考え方や思いなどを考えながら、聞こえない方の役に立てるように手話通訳士になりました。東日本大震災のときも、被災した聞こえない方々の支援のため活動されたそうです。健常者の方でも、大変な苦労をされていたので、その以上に障がい者の方は苦労されていることを知ってほしいとのことでした。最後に全員で『ふるさと』を唄いながら、手話をして終了しました。