第600回モーニングセミナー
日 程 平成30年1月10日水曜日 午前6:30~7:30
場 所 東京第一ホテル松山 2階コスモシルバー
栞 第15条「信ずれば成り、憂えれば崩れる」
テーマ 「坂村真民の生き方」
講 師 坂村真民記念館
館長 西澤 孝一 氏
奥様 真美子 氏
参加社 88社102名(37社42名松山北会員)
今回は講師に坂村真民記念館の館長である西澤孝一様と奥様の真美子様を
お迎えして、テーマ『坂村真民の生き方』について講話いただきました。
孝一さんは、父の詩の中で「こつこつ」という詩がありますが、父の生き
様を象徴した内容であるとのことでした。詩を書くことで、自分自身が今
日何を考え、どのような本を読んで、それをどのように受けとめて考えて
その中から生まれてきた詩を書き留め、積み重ねていきました。どのよう
な困難が立ち塞がっても自分の信条でもある「こつこつ」と「自分の道を
真っ直ぐ歩く」ことを常に考え、人生を全うしたとのことでした。
真民さんの三女である真美子さんは、元旦でも変わらず毎日毎日、詩を書
き続けていた父の印象を話されました。元旦を1年の初めとして大切にし
ており、凛とした雰囲気であったそうです。そのため、寝正月はしたこと
がないとのことでした。また、家の中では「月」の話をよくしていたそう
で、月を見るたびに身近な存在に感じるそうです。部屋の電気を消した時
たまに月光が家の中に差し込むときがあり、その美しさに苦難をすべて忘
れるぐらい見とれていたこともあります。晩年のころは、「感謝」の心を
忘れず、すべてのことに手を合わせていたとのことでした。