第211回モーニングセミナー
日 時 平成21年11月4日水曜日 午前6:30~7:30
会 場 東京第一ホテル松山 11階スカイブリリアン
栞 第4条 「人は鏡、万象はわが師」
テーマ 「認知症を社会の中で支える」
講 師 グループホームひがし野
代表取締役 今井 典子 氏
【愛媛県倫理法人会女性委員長・松山市中央倫理法人会普及拡大副委員長】
今回は、今後高齢化社会の日本で身近に直面する可能性のある「認知症」について、今井さんにどのように接したら良いかを講演いただきました。
皆さん、もしご自分の両親や身近な方が「認知症」になったら、どう接したらいいか考えたことがありますか。自分には関係ないと思っていませんか。認知症は85歳以上では、4人に1人といわれている、ありふれた「病気」です。身近な方が認知症になった場合の心の変化をお話いたします。
第1ステップ:異常な言動にとまどい、否定しようとする。
第2ステップ:認知症への理解の不十分さから対応が分からず混乱し、些細なこと に怒りを感じ、精神的・身体的に疲労困憊、絶望感に陥りやすいもっと もつらい時期
第3ステップ:怒ったり、イライラしてもメリットがないと思い、割り切るようになる時期
第4ステップ:認知症に対する理解が深まり、認知症の方のあるがままを受け入ら れるようになる時期
以上ような心理的状況変化があるとのことでした。認知症の症状は、それぞれ違う症状があり、その症状にあった対応をし、相手目線で相手のプライド・自尊心を傷つけないように接することが大切です。そこで、認知症を理解していただくために、全国で「認知症を知り地域をつくるキャンペーン・認知症サポーター100万人キャラバン」を実施しています。認知症サポーターを育成し、認知症になっても安心して暮らせるまちを目指しています。サポーター講座は、1時間程度で「認知症の基礎知識」を学んでもらい、認知症の正しい理解をいただく講座です。講座に関するお問い合わせは、各自治体の高齢福祉課までお願いします。
皆さん、少し早く起きて参加することで、貴重な講演が体験できます。絶景の見える会場で一緒に勉強しましょう!
投稿者/広報委員長